国王は軍人を疎んじ、
これを追放し、
死刑にすることもできましょう。
しかし、いかに偉い国王でも、
剣を足蹴にして軍人を侮辱する権利はありません…。
よろしいですか、陛下、
この汚された剣は、もう私の心臓か、
陛下の心臓におさまるより他はありますまい。
わたくしはわたくしの心臓を選びます。
陛下はそれを、神とわたくしの忍耐に感謝されるがよろしかろう!

『ブラジュロンヌ子爵』から
ルイ14世を諫める場面でのダルタニアンの言葉。
引用は鈴木力衛訳『ダルタニャン物語』10「鉄仮面」
(講談社文庫版261頁)
アレクサンドル・デュマ・ペール

アレクサンドル・デュマ・ペール 23

1802年7月24日 - 1870年12月5日
フランスの小説家。『椿姫』を著した同名の息子と区別するために、「父」を意味する père を付して大デュマ(Dumas, père)とも呼ばれる。...-ウィキペディア


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