人間ならば誰でも多少なりとも胸の内に秘めている
人種差別の感情が意識されるようになるには、二つの条件が整う必要がある。
第一に、毎日顔をつき合わせて生活をする間柄であること。
第二に、それでいて利害が一致しない関係にあること。
塩野七生 『ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち [二]』(新潮文庫,2005)190p
塩野七生