システムの持つプラス面は、
誰が実施者になってもほどほどの成果が保証されるところにある。
反対にマイナス面は、
ほどほどの成果しかあげないようでは敗北につながってしまうような場合、
共同体が蒙らざるえない実害が大きすぎる点にある。
塩野七生 『ローマ人物語7 勝者の混迷 [下]』(新潮文庫,2002)120p
塩野七生