将棋だけの世界に入っていると、そこは狂気の世界なのだ。
ギリギリまで自分を追い詰めて、どんどん高い世界へ登りつめていけばいくほど
心がついていかなくて、いわゆる狂気の世界に近づいてしまう。
一度そういう世界に行ってしまったらもう戻ってくることはできないと思う。
入り口はあるけど出口はないのだ。
入り口は見えるけれど、一応、入らないでおこうと思っている。
入り口はあるけど出口はないのだ。
入り口は見えるけれど、一応、入らないでおこうと思っている。
羽生善治