私は、知恵があると思われている者の一人を訪ねてみることにしたのです。
それは政界の人だったのですが、
その人を相手に問答しながら観察しているうちに、
次のような経験をしたのです。
つまりその人は、多くの人に知恵のある人と思われているらしく、
また自分でもそう思い込んでいるようだけれども、
実はそうではないのだと、私には思われるようになったのです。
それで、私は彼にそうではないという事を説明しようと努力したのです。
その結果、私は彼にも
またその場にいた多くの人々にも憎まれることになったのです。
また私は彼以上に知恵があると言われている者を訪ねたが、
やはり同じ結果となったのです。

ソクラテス

ソクラテス 46

紀元前469年 - 紀元前399年4月27日
古代ギリシアの哲学者である。長母音を発音するならソークラテース。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。 ソクラテス自身は著述を行っていないので、その思想は弟子の哲学者プラトンやクセノポン、アリストテレスなどの著作を通じ知られる。...-ウィキペディア


寄せられたコメント(1)


    ソクラテスがこどもだったら、裸の王様みたく憎まれなかったのにね。 人間は、真実を知りたくないもので…。 キビシー現実程、アホ名人たちは客観性を欠き、感情的になり受け入れが困難…。 反省せねば…。 - 銘無き石碑

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