始源的な母性愛は、動物におけると同様に、人間にあっても、
純粋に本能的なものであり、
従って、子供たちを肉体的に援助する必要がなくなるとともに、消失する。
それから後は、始源的母性愛に代わって、
習慣と理性とにもとづく母の愛が現れなければならぬはずであるが、
往々にして、ことに、母が父を愛していなかった場合には、
それが現れてこない。

アルトゥル・ショーペンハウアー

アルトゥル・ショーペンハウアー 91

1788年2月22日 - 1860年9月21日
ドイツの哲学者。主著は『意志と表象としての世界』(Die Welt als Wille und Vorstellung 1819年)。 仏教精神そのものといえる思想と、インド哲学の精髄を明晰に語り尽くした思想家であり、その哲学は多くの哲学者...-ウィキペディア


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