病者の費用少なからんことを思うべし。
命を与うとも、その命を繋ぐの資を奪わば、また何の益かあらん。
(現代語訳――
患者さんが負担する金額は少なければ少ないほどいいなぁ。
命を救った気になってみても、その命を繋ぐために必要な資金を奪ってちゃ、
何の意味もないもんなぁ。)
もともとはドイツの名医フーフェランドの言葉で、それを和訳したもの。
緒方洪庵
緒方洪庵 2
1810年8月13日 - 1863年7月25日
日本の医師。
温厚で面倒見の良い人物だったという。