山中伸弥 2
1962年9月4日生まれ。日本の医学者。博士 (医学)(大阪市立大学、1993年)。
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――受賞の感想は。
日本という国に支えていただいて、日の丸の教えがなければ、
この素晴らしい受賞はなかったと心の底から思った。
まさに日本という国が受賞した賞だと感じている。
(中略)
感想を一言で表現すると感謝という言葉しかない。
2012年10月8日午後8時から、京都大学で行われた記者会見より。
常にチェックする
研究者が自分の研究が本当に新しいか、
誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要が
あります。
大阪市立大学大学院に在学中、
助教授に言われた言葉が印象に残っています。
それは、「阿倍野の犬実験になるな」です。
日本の研究の多くは、「米国の犬がワンと鳴いた
という論文があるが、日本の犬もワン
と鳴いた」というものです。
さらに日本の犬がワンと鳴いたという論文
を見て、「阿倍野の犬もワンと鳴いた」と書く。
研究者は油断すると、他人の方法論を真似て、
阿倍野の犬のような論文を書いてしまう。
こういう研究からイノベーションは生まれません。
誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要が
あります。
大阪市立大学大学院に在学中、
助教授に言われた言葉が印象に残っています。
それは、「阿倍野の犬実験になるな」です。
日本の研究の多くは、「米国の犬がワンと鳴いた
という論文があるが、日本の犬もワン
と鳴いた」というものです。
さらに日本の犬がワンと鳴いたという論文
を見て、「阿倍野の犬もワンと鳴いた」と書く。
研究者は油断すると、他人の方法論を真似て、
阿倍野の犬のような論文を書いてしまう。
こういう研究からイノベーションは生まれません。