0 コメント数 シェア 値打ちがなければないほど自惚れが強く、かつ横柄であり、いよいよ尊大ぶり、ますます気取る。だが、大半の人間が痴愚心の奴隷であり、どうしても、一番悪いものが、一番多くの人々のお気に入りになってしまう 「痴愚神礼讃」より 3 タグ
0 コメント数 シェア 第1章◆愛を語らずして性を語るべからず女神の言葉 神さまや人間は、どこから生まれるのでしょうか。顔や乳房からでしょうか、それとも手とか耳とかお上品な器官からでしょうか。いいえ違いますわよね。笑わずには、その名も言えないような、ほんとうに気でも狂いそうな、馬鹿らしい、別な器官からですわ デジデリウス・エラスムス『痴愚神礼讃』福田和彦『痛快!性愛学』(amazon.co.jp)(集英社インターナショナル,2001)P10
0 コメント数 シェア 戦争は獣のためにこそあれ、人間のためにはない、実に凶悪なものです。戦争は詩人たちの空想によれば、地獄の醜女たちから届けられた狂乱錯乱で、それの通るあらゆるところで平常の生活を破壊してしまうペスト……、キリストとは何の関係もない不敬行為なのです。しかるに法王さまがたは一切を無視して戦争をその主な仕事にしていらっしゃる。……戦争のためとあらば、若々しい情熱を注ぎこみ、金銭を投げ出し、疲労をものともせず、何ものの前にも後ずさりせずに、法律、宗教、平和、人類全体をメチャクチャにしておしまいになります。 『一日一言』(桑原武夫編 岩波新書)115頁 1 タグ