内藤千珠子 4

1973年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。

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重ねられた性行為において、
恋愛感触はつねにひとりきりのものであることがあらわになる。

AERA Mook 51『恋愛学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P86

手に入ったと思われた幸福は、
そう感知された瞬間にすでにして壊れはじめているものである。

AERA Mook 51『恋愛学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P87

幸福感の果てにおいて、
恋愛するふたつの極がどこまで互いの存在に食い込みあおうとも、
ふたつの存在がひとつに結び合う地点など決して訪れない

AERA Mook 51『恋愛学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P87

ふたつの恋愛感触がぴったりと重なり合う瞬間など、ありはしないのだ。

AERA Mook 51『恋愛学がわかる。』(朝日新聞社,1999)P88