0 コメント数 シェア ジェノサイドのおそろしさは、一時に大量の人間が殺戮されることにあるのではない。そのなかに、ひとりひとりの死がないということが、私にはおそろしいのだ。死においてただ数であるとき、それは絶望そのものである。人は死において、ひとりひとりその名を呼ばれなければならないものなのだ。 『望郷と海』ちくま学芸文庫、九頁以下AERA Mook 83『平和学がわかる。』(朝日新聞社,2002)130p 6 タグ