ウィリアム・ジェームズ 33

1842年1月11日 - 1910年8月26日
アメリカ合衆国の哲学者、心理学者である。意識の流れの理論を提唱し、ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』など、アメリカ文学にも影響を与えた。パースやデューイと並ぶプラグマティストの代表として知られている。弟は小説家のヘンリー・ジェームズ。著作は哲学のみならず心理学や生理学など多岐に及んでいる。 日本の哲学者...-ウィキペディア

真の文化は嫌悪や軽蔑ではなく、同情や賞賛の力で生き続けるものである。
煩わしいいろいろな覆いがあっても、それは突然、
または的確に人間の心の奥底をつくるものでなければならない。

「記憶と学問」より

懸命にある秘訣は、重要視しなくともいいものが何かを心得ることである

「心理学」より

所有の本能は人間の本能の基礎である

「講話」より

人は神の存在の中に精神的安らぎを固く信ずるとき、
神の観念は歓びと安心の時を与え、それを正当化する

「道徳的哲学者と倫理生活」より

優柔不断以外の習慣を持たない人間ほど惨めなものはない。

「心理学」より

生物学的に考察すると、人間は最も恐ろしい猛獣であり、
しかも、同じ種族と組織的に餌食にする唯一の猛獣である。

「回想と研究」より
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文明は流血の戦場のうえに構築されていて、
個々の人々の生存は、ひとりぼっちの断末魔の苦しみの中へ消えてゆく。

「宗教的経験の諸相」より

勇者の気持ちを味わいたければ、ありったけの気力をふるって、
勇者らしく振舞うことだ。

「必ず実現させる」という固い信念だけが、
こうした本来実現するかどうかわからない結果を実現させるのである。

ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、
その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう。

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快活さを失った場合、それを取り戻す最善の方法は、
いかにも快活そうにふるまい、快活そうにしゃべることだ。

いわゆる害悪と呼ばれるものの多くは、悩める者の心のありかたを、
恐怖の態度から闘争の態度へと変化させることにより、
気を引き締める強壮剤に変えることができる。

物事をあるがままの姿で受け入れよ。起こった事を受け入れることが、
不幸な結果を克服する第一歩である。

物事をあるがままの姿で受け入れよ。起こった事を受け入れることが、
不幸な結果を克服する第一歩である。

どんなに金言名句をたくさん知っていても、
どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに
具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。

真に宗教心のある人は動揺せず、平静に満たされている。
そして時がどのような義務をもたらしても、静かな心構えができている

信仰は、人間が生きる拠りどころとすべき力の一つだ。
そしてそれが皆無になることは破滅を意味する。

人間の持つ性情のうちで最も強いものは、
他人に認められることを渇望する気持ちである。

習ったことを一生忘れない人間は、
仕事を必ずやり遂げ、一生向上を続ける。

もし毎時間を真剣な気持ちで勉強するなら、
あとは成り行きにまかせておいても安心である。

われわれの持つ可能性に比べると、
現実のわれわれは、まだその半分の完成度にも達していない。

自分の偏見を組み立て直しているに過ぎないのを、
「思考」していると勘違いしている者が、非常に多い。

われわれの時代の最も重大な発見は、
人は自分の精神的態度を変えることによって
その人生を変えることができる、ということである。


    男である君の中に、女の子の心があることに気づいちゃったよ。 - 銘無き石碑

人生を最大に生かすということは、
人生の長さを超えるものに人生を費やすことである。