湾岸ミッドナイト 9
楠みちはるによる日本の漫画作品。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)および『週刊ヤングマガジン』(講談社)にてシリーズ連載された(※後述)。各章を「SERIES-X」(シリーズ)として数回程度の掲載分で構成される。単行本はヤンマガKCスペシャルにて全42巻。 これを原作とする実写映画(オリジナルビデオ作品および劇場公開作品)、アニメ...-ウィキペディア
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都合のいい関係から得られるモノはない
面倒くさい奴からしか大事なモノは得られない
41巻「インターセプター④」より
持っていないモノを数えない。わかるかその意味が…
あの時ああすればとか…あそこでこうならとか…つまり手に入らなかったモノだ。
手に入らなかったモノは、もともとなかったモノなんだ。
ないモノはねだっても出てこない。
いつも「今」だ。
数えるな…ないモノはない…数えていると今手の中にあるモノを見逃す。
失敗は忘れなくていい…だがソレを数えるな。いつも自分の手の中を見ろ
SERIES95 性能向上①より
・・・でも教えられるコトって限界あるよナ
所詮人から人への話だし
やっぱ自分の経験だよナ
頭の中で組み立てた理屈じゃあなく
自分の目で見て、自分の体でわかっていく
『大事なコトは教えられない
経験でしかわかっていけない』
人の話では教えられることに限界がある
最も大切なことは他人の話からではなく
自分の経験から得ていく
最も大切なことは他人の話からではなく
自分の経験から得ていく
やっぱり32Rはいいナ
心情的にも特別な車だ
惹かれる
心情的にも特別な車だ
惹かれる
やっぱり32Rはいいナ
心情的にも特別な車だ
惹かれる
だが実戦ではやはり33Rだ
新しい34Rが出た今でも
ワケしり顔がこざかしい理屈で33Rを評価する
32Rより伸びたホイールベース
大きくなったボディ
ピュアに走りを追求していないと
「わらわせるぜ 何も見えてないくせに」
その時
その領域を共にした者だけが
33R
この本質を知るんだ
大きくなったボディや伸びたホイールベースは
たしかにコーナーでのダルさや車との一体感を欠く
だがそれは低荷重でのハナシだ
大きなボディは空力を優先し200km/hからキク
長いホイールベースは超高速域で急激な変化を押さえ込み
信じられない一体感安定感を出す
結果恐ろしい速さで
右に左に舞える
そしていちばん大事なコト
33Rは真っすぐ走ろうとするんだ
その領域を知らない者達はカルく言う
最高速なんて真っすぐでしょ
ただアクセルベタ踏みでしょ
車はまっすぐ走らない
その領域で真っすぐ走る車は
世界中ドコにもないんだ
そして公道300km/hを出すというコトは
必然的に250km/h級のコーナーリングを
繰り返していくコトなんだ
この33Rは終わった。
プロならはっきりと認めろヤマ。
うんと後悔しろ。後悔して後悔して、そして絶対に忘れるナ。
幾日も徹夜を重ねて、果てしないトライ&エラーのセッティングを繰り返した。
宝石のような最高のマシンが、あっという間にゴミになっちまう、
忘れちまうわけにはいかないんだ…
──それがチューニングカーなんだ
湾岸ミッドナイト11巻46P
- あ
今夜でなければダメなんだ
同じ夜はもう2度とやってこない
湾岸ミッドナイト7巻197P
もしこの33Rが客の車ならどーする?
大金かけて直せと言えるか?
直ればそれは300㎞でまっすぐ走れるのか?
一度大ダメージを受けた車体で
何が起きるかわからないそのスピード領域で
一瞬の迷いもなく踏めると客に言えるか?
そりゃあそんな車を操れる奴もいる
あのS30Zの彼や、もちろんブラックバードも
さらに高木のような天才職人の手が入れば、新車よりも良くなるコトもあるだろう。
が、それは普通の客には薦められない。
金額的にも客の運転レベルにも
そしてどうしても消せないリスキーさも。
この33Rは終わった。
プロならはっきりと認めろヤマ。
うんと後悔しろ。後悔して後悔して、そして絶対に忘れるナ。
幾日も徹夜を重ねて、果てしないトライ&エラーのセッティングを繰り返した。
宝石のような最高のマシンが、あっという間にゴミになっちまう、
忘れちまうわけにはいかないんだ…
──それがチューニングカーなんだ
- あ