柿元義雄 6

旧日本兵 昭和20年5月21日バクニンにて戦病死。享年21歳。現鹿児島大学農学部卒。

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命無く名無く金無き人ぞこれ皇國(みくに)の惱みを永久(とは)に救はん

命無く 名無く金無き 人ぞこれ 皇國(みくに)の悩みを 永久(とわ)に救わん
西郷隆盛遺訓集を読んで
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

生死(いきしに)は吾にはあらず大君の辺にこそ生きん生命(いのち)なるかも

生死(いきしに)は 我にはあらず 大君の 辺にこそ生きん 生命(いのち)なるかも
西郷隆盛遺訓集を読んで
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

いざ征かむ大木の下にひた寄りつ
神の子我は銃のさ中に

いざ征かむ 大木の下に ひた寄りつ 神の子我は 銃のさ中に
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

國を思ふ身もて打ち込む一鍬の刃切れも強し春の日うらら

國を思う 身もて打ち込む 一鍬の 刃切れも強し 春の日うらら
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

東雄の伝記(つたへ)讀む日の淺かりし
思へばかなし征く日の迫る

東雄の 伝記(つたえ)読む日の 浅かりし 思えばかなし 征く日の迫る
東雄=佐久良東雄のこと。
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

益良雄の深きなげきを身にしみて
ひたぶる祈る神の御前に

益良雄の 深きなげきを 身にしみて ひたぶる祈る 神の御前に
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
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