鬱勃(うつばつ)と　胸迫り来る　この怒り　辛くも耐へて　時待つわれは
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

すめろぎの　みことかしこみ　内外の　仇(あだ)攘(はら)ふべき　ときは来にけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

待ち待ちし　時は来にけり　生きも死にも　神のまにまに　あらしめ給え
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

鬱勃(うつばつ)と　わきたぎち来る　憤り　耐えがてぬ夜半(よは)　雪降りにけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

今し世に　狂う身なれば　酒のまで　何を慰さに　ありえてましや
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

神漏岐(かむろぎ)の　御祖(みおや)の心　畏(かしこ)みて　我命(わぎのち)あはれ　酒断ちにけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石楠(しゃくなげ)の　花咲く夕べ　つらつらに　多良が嶺思えば　心澄みゆくも
多良＝多良岳。
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

多良が嶺　ゆ打ち見そなわし　八束穂(やつかほ)の　垂穂(たりほ)の里と　宣(の)らせけるはや
多良＝多良岳。
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

いざやいさ　心決して　起たむ日の　あるを頼みて　わが生くるなり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

いきどおり　深く堪えつつ　見放(さ)くれば　浅間の煙　たゆたひやまず
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。