深瀬文一 8

旧日本軍学徒出陣 昭和19年8月19日戦死。享年24歳。

  • 8件を表示

きびしかる葦の瀬川の水の音と皇子(みこ)すらさへや嘆き給ひぬ

きびしかる 葦の瀬川の 水の音と 皇子(みこ)すらさへや 嘆き給いぬ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

天忠の大き男(を)の子の裔(すゑ)我と仕へまつらむ萬代(よろづよ)までに

天忠の 大き男(お)の子の 裔(すえ)我と 仕へまつらむ 万代(よろずよ)までに
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

山の辺の紅葉靜かに散らふなべ汝(な)が悲しみは極まりにけむ

山の辺の 紅葉静かに 散らふなべ 汝(な)が悲しみは 極まりにけむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

苦しびを独り耐へつつゆゆしくも腹切りにけむ思へば悲しも

苦しみを 独り耐へつつ ゆゆしくも 腹切りにけむ 思えば悲しも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

美(うま)し穂ゆいはい醸せるそらにみつ
大和の酒は酌めど飽かぬかも

美(うま)し穂ゆ いわい醸せる そらにみつ 大和の酒は 酌めど飽かぬかも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

ひむがしの方に向かひてはるけくも草莽の思ひ嘆きするかも

ひむがしの 方に向かいて はるけくも 草莽の思い 嘆きするかも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
広告

いにしへゆ大君の辺に生き死にし御親思へば涙流る

いにしえゆ 大君の辺に 生き死にし 御親思えば 涙流る
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

みよしののわがふる里のたぎつ瀬の絶ゆることなく仕へまつらむ

みよしのの わがふる里の たぎつ瀬の 絶ゆることなく 仕えまつらん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。