坪川満 5

旧日本軍人 昭和20年5月18日フィリピン島にて戦死。享年23歳。

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朝霜の嚴しき道にたふれたるともらが悲願貫かざらめや

朝霜の 厳しき道に たふれたる ともらが悲願 貫かざらめや
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

山櫻ほのかに匂ふこの朝け天つ日陰をつつしむ我は

山桜 ほのかに匂ふ この朝け 天つ日陰を つつしむ我は
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

師の君のいのち籠れる劔太刀(つるぎたち)いだき奉りて旅たゝむとす

師の君の いのち籠れる 剣太刀(つるぎたち) いだき奉りて 旅たたむとす
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

此の太刀をわれに給ひし師の心その悲しみを繼がざらめやも

此の太刀を われに給ひし 師の心 その悲しみを 継がざらめやも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

春淺くほのかに匂ふ白梅をま悲しみつゝ同志(とも)を思ふも

春浅く ほのかに匂ふ 白梅を ま悲しみつつ 同志(とも)を思ふも
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。