アルチュール・ランボー 87

1854年10月20日 - 1891年11月10日
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー(フランス語: Jean Nicolas Arthur Rimbaud, 1854年10月20日 - 1891年11月10日)は19世紀のフランスの詩人、貿易商人。象徴主義の代表的な詩人である。ランボオとも表記される。主な作品に散文詩集『地獄の季節』『イリュミナシオン』など。...-ウィキペディア

最初の無躾は赦されたわけ
笑いが罰すと見せかけた。

不自然に、彼女はしばらく笑ってた、
甲高い顫音になって散るような
水晶の笑い声だった。

きおい翔ぶ蜂たち追う手?
毒の上澄すくう手か?

次のロマンスぶりの詩が、
現世への僕の告別の賦だ、

盗人のように、そっと接吻してゆく風にお前は笑ってじゃれかかる、

道徳なんかは脳味噌の堕落でしかない。

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この紳士は自分が何をしているか知らない、こいつ天使だ。

むしろ二人の窓の青をこそ悩殺したまえ!

待ち受けている魂よ、
一緒につぶやこうよ、

僕は、世界じゅうの子供をみんな一緒にしたよりなお泣いた。

僕は歩いた、天が下所せましと、詩神どの、僕はそなたに忠実だ

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黒い空から僕は青空を切り離すに成功した、
そして生きた、天然の光線の火花となって。