シャトーブリアン 5

フランスの政治家・文学者

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人間が幸せの夢を追うときにおかす大きな過ちは、
人間の生来から備わっている、あの死という弱点を忘れてしまうことである。

「アタラ」より

孤独は神とともに暮らせない者には害がある。孤独は魂の力量を強化するが、また同時に、働きかけるべき対象をすべて彼から奪ってしまう。力量を授かったものは、その力を同胞のためにつかわなくてはならない

「ルネ」より

恋する男は己の能力以上に愛されたいと願望する人間だ。それがすべての恋する男を滑稽にする

「格言と省察」より

さんざん女に恋した男の受けるこらしめは、絶えず女に恋することだ

「恋と老年」より

女がいなかったら、男は荒々しく粗野で孤独であろう、
そして優雅というものを知らないであろう。