岡本敏子 102

1926年1月1日 - 2005年4月20日
画家の岡本太郎のパートナーであり、養女。実質的な妻でもあった。千葉県出身。旧姓は平野。 ...-ウィキペディア

こちらが女であることなど意識していない、
そんな風でいい。
ふと見返った視線のたゆたいに、
あるいはにこっと笑った顔が思いかけず子供っぽく、
女がゾクッとする説はいろいろだ。
そこはかとなく漂う、”男”という存在そのもの、
女にとっては危険な、匂い。

「愛する言葉」より。
イースト・プレス出版。「愛する言葉」(amazon.co.jp)

私は胸を張って言う。
この人に惚れずにいられましょうか。

「愛する言葉」より。
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「恋なんて若気の至りだ」とか
「いまさら、そんな」とか。
なぜ?
八十や九十になって、
若気の至りをやってはいけないの?

「愛する言葉」より。
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    若くはないから。 - 岡本次郎

    若さを年齢に求めなければ、この言葉の意味がわかるような気がする。 - @

    歳を重ねるといろいろ知ってしまって、勢いだけでは進めなくなる
    - 銘無き石碑

どんな人間であろうと、
ひたむきに、
今を生きている姿は、
切なく美しい。

「愛する言葉」より。
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男の色気は年齢に関係ないのよ。

「愛する言葉」より。
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相手に向かって真っ直ぐに突き進む。
永遠の若さは足元にあるのよ。

「愛する言葉」より。
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素敵な男でなければ、
女はつまらない。
男を、そういう魅力的な存在にするのは、
実は女の働き、役目なのよ。

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男の人は、
なんといっても色っぽくなければならない。
これが魅力の前提条件。

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やっぱりちょっと、
野蛮でないと色っぽくないもの。

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セクシーじゃない男なんて、
しょうがいないわよ。

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恋愛は、
それぞれに、
「自分」であってこそ成り立つもの。
二人が今この瞬間いっしょにいる。
それだけで素敵なことなの。

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自分の身を
いとわずに思ってくれる。
無条件に。
こちらも
いのちを投げ出しても悔いないほど、
嬉しい。

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「自分らしくいきたい」
そういう人がわりに多いのよ、
男の人でも、女の人でも。
「自分らしさ」なんて、
そんなもの、
ほんとうにあるのかどうかもわからないのにね。

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男は力がなければいけない。
私は何も威張ってろとか、
暴力的であればいいといっているのではない。
静かで、普段おとなしくても、
存在感がある、という男に女は弱い。

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    影のある男に女は弱い - ピグレット

「女は何のかんの言っても、所詮、金だ」
なんていい気になっていると、
結局、ほんとうの女の魅力、
凄みには遭遇できないものと、
あきらめるべきね。

「愛する言葉」より。
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「女ってたいがいバカなんだよな。
バカなんだけどわかっているんだ」って
いいでしょう?わかっているのよ。

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嬉しい人。凄い人。こんな男に女は鍛えられる。

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女は自分の中に子宮を持っている、
自分で自分をはらむことは出来ないけれど、
感覚として、自分を包み込むことは難しくない。
だから女は一人でも生きてゆける。
だが男の人は可哀想だ。
彼らはみんな、母狐に追っ払われら孤児なのだ。

「愛する言葉」より。
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私は太郎さんを、
なま身の生が終わっても、
最後の最後まで、
女にいのちを預けてくれた人として、
大切に、胸の谷間に、子宮の奥に抱きしめて、
ともに生きてゆきたい。

「愛する言葉」より。
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掌で撫でまわすように、
細かいひだまでわかって、
一体になりたい。

「愛する言葉」より。
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いつでも私の胸に倒れ込んできていいのよ。
私には用心しなくていいの。

「愛する言葉」より。
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子宮の中にくるみ込んで、
あっためてあげたい

「愛する言葉」より。
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恋人でも、御亭主や奥さんでもいいわ。
ほんとうに、この人は、どんな顔をしているんだろ、
どんなことを考えているんだろうかって、
まじまじと見たことありますか?
ないでしょう。

「愛する言葉」より。
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無理に母性愛と構えて、
頑張ることなんかない。
でも、わが身の体感として、
子宮のうずきがあることは確かだ。

「愛する言葉」より。
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女にとって、組織や役割なんて、
いつでも脱ぎ捨てられるガウンのようなもの。

「愛する言葉」より。
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