荒鷲たちは
凛烈たる高空の寒気をついて
今日も爆撃行の操縦棹を握り
かじかんだ手に索敵行の電鍵をうつ
炭とぼしくとも
ストーヴ スチームはなくとも
何のこれしき──
われらまた赤々と戦意を燃やし
工具を、ペンを、鍬をしっかと握って
身に迫る決戦の冬のきびしさを
ガッと全身で受止めよう

写真週報 第302号 昭和18年12月22日より
時の立札

時の立札 5

写真週報に連載されていた、国民を激励する文章。 「『時の立札』は他へ転載その他に御利用下さい」とあり、当時から自由に利用することができた。


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