豊かなはずの日本人が、
子供をもつことのコストが高すぎる
というので子供の数を減らしているとすれば、
それは古典派が考えている通りに、日本の貧しさの証明なのではないか。
日本は豊になって所得が増えたけれども、
子供のコストも高くなって、
子供がつくれないほど貧しくなってしまったのである。

「日本の終わり」より
竹内靖雄

竹内靖雄 6

1935年 - 2011年8月23日
日本の経済学者。専門は経済思想史、経済倫理学。成蹊大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て成蹊大学名誉教授。 高知県生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。 代表的な著書に『正義と嫉妬の経済学』(第1回山本七平賞受賞)、『市場の経済思想』(東京海上各務記念財団最優秀図書賞受賞...-ウィキペディア


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