豊かなはずの日本人が、
子供をもつことのコストが高すぎる
というので子供の数を減らしているとすれば、
それは古典派が考えている通りに、日本の貧しさの証明なのではないか。
日本は豊になって所得が増えたけれども、
子供のコストも高くなって、
子供がつくれないほど貧しくなってしまったのである。
「日本の終わり」より
竹内靖雄