これ以上惑うな。
君が書いた自省録や先人の言行録や
晩年のためにとっておいた書物を読む機会は
君にはもうないだろう。
だから、終局の目的に向かって急げ。
まだ自分のことが気にかかるのなら
そのような考えが許されているうちに
むなしい希望を捨てて
自分を救うがよい。

「君」とはマルクス・アウレリウス・アントニヌス自身を指す。
自省録は彼自身のために書かれた個人的なものであったと考えられている。
自省録より
マルクス・アウレリウス・アントニヌス

マルクス・アウレリウス・アントニヌス 59

121年4月26日 - 180年3月17日
第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。ネルウァ=アントニヌス朝では第五代皇帝。第15代皇帝アントニヌス・ピウスの后妃ファウスティナ・マイヨル(大ファウスティナ)の甥で先帝の外戚にあたり、また大ファウスティナはハドリアヌスとトラヤヌスの傍系血族でもある...-ウィキペディア


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