プーチンや習近平、金正恩の顔が浮かんできますね。
およそ悪辣極まりないことは、民衆の和合は自分たちの権勢を揺るがし、民衆の不和はその権勢を安定させる、と感じている君主たちがいることです。彼らは、虎視たんたんと戦争をたくらんでいる連中を、極悪非道な手口でそそのかして、平和に結び合っているものの仲を裂き、そして、不幸な民衆から、勝手気ままに掠めとろうとしているのです。こういう君主こそ、民衆の災厄を食いものにし、平時には国家にたいする義務をろくにはたさない極悪非人の為政者といえましょう。
『平和の訴え』箕輪三郎訳(岩波文庫版52頁)
デジデリウス・エラスムス
デジデリウス・エラスムス 18
1466年10月27日 - 1536年7月12日
ネーデルラント出身の人文主義者、カトリック司祭、神学者、哲学者。ラテン語名には出身地をつける当時の慣習から「ロッテルダムのエラスムス」とも呼ばれる。なお、名前の「エラスムス」は洗礼名でカトリック教会の聖人フォルミアのエラスムス(Erasmus of Formiae...-ウィキペディア