僕たちは学校で、英雄詩や英雄物語を習って、戦士になる。そして大砲の轟き、抜き身の剣が放つ閃光、兵士たちが符丁を叫び交わす声によって、自分は英雄詩や英雄物語の世界にいるのだと、僕たちは感じ始めるのだ。異常で、法の及ばない不可解な状態に突如置かれ、誰もが別の世界に移し入れられたような感覚に陥る。それはまるで、平和で市民的な安寧に包まれた凡庸な地上の生活から、壮大に悪霊共が入り乱れる地獄を見るかのようだ……

(『武器を捨てよ!』上巻217頁・新日本出版社刊)戦争賛美の「愛国心」の誘惑に惑わされてはならない。
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戦争 (1604)

ベルタ・フォン・ズットナー 名言数 3

1843年6月9日 - 1914年6月21日オーストリアの小説家。急進的な平和主義者で、ノーベル平和賞を受賞した最初の女性。-ウィキペディア

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