(ダーウィンの進化論は)法則としては壮大なものであるけれど、
事実を前にしては空気しか入っていないガラスびんみたいなものだ。

生物の進化論を「机上の空論」と考えるファーブルは、自らの観察結果をもとに糾弾した。
自然選択という単純な「賭け」に、生物(種)が運命をまかせるのだとしたら、多くの種がこんなに複雑なくらしをしながら生き延びていられるのだろうか、という疑問が湧いてくる。ファーブルは、特に昆虫においては、種はもともと固有の姿や能力をもっており、行動を司る本能もまた先祖代々変わることのないものだと考えていた。
ジャン・アンリ・ファーブル

ジャン・アンリ・ファーブル 7

1823年12月21日 - 1915年10月11日
フランスの博物学者であり、また教科書作家、学校教師、詩人としても業績を遺した。昆虫の行動研究の先駆者であり、研究成果をまとめた『昆虫記』で有名である。同時に作曲活動をし、プロヴァンス語文芸復興の詩人としても知られる。...-ウィキペディア


寄せられたコメント(0)

コメントはまだありません...

コメント戴ける場合はこちらから