ラディカルに言えば、被害者遺族という立場すら、本村洋という人間の一面に過ぎない。
そうあって欲しいと思うんだ。
もっとだらしない本村洋の一面があってもいいし、
バカなギャグを飛ばす本村洋がいてもいい。
本当は女好きの本村洋とか、子犬とじゃれる本村洋とか‥‥‥。
それが人間というものだし、そうあったとしても、事件の意味が薄れるわけでも、
被害者の権利確立の運動の必要性がすむわけでもないから。

本村洋 宮崎哲弥 藤井誠二『罪と罰』(イーストプレス,2009)P220
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1962年10月10日生まれ。日本の評論家およびコメンテーター。

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