私の『草枕』は、この世間普通にいふ小説(「真を写」す小説―注)
とは全く反対の意味で書いたのである。
唯一の感じ――美しい感じが読者の頭に残りさへすればよい。
それ以外に何も特別な目的があるのではない。
さればこそ、プロツトも無ければ、事件の発展もない。

「余が『草枕』」『文章世界』明治三十九年十一月
名言表示回数:2665回  人気:圏外(過去最高:33位)
作家 (163) 小説家 (120) 草枕 (3) 文章世界 (1) 印象派 (1)

夏目漱石 名言数 38

1867年2月9日 - 1916年12月9日
日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。俳号は愚陀仏。 大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後...-ウィキペディア

現在のアクセスランキングは圏外。(過去最高は5位)

語録を投稿 語録を画像から投稿


  ※みだりに秩序を乱すコメントを禁じます。