「第62章 善と悪」
次の時代を創ることになるほどの大改革は、
誰の頭にでも浮かんでくるものではないのである。
それゆえに、英雄は常に孤独なのだ。
その彼を理解しないのは、敵ばかりではない。
味方の多くも理解していないのが普通である。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)267p
塩野七生