「第33章 百年の計」
後世から眺めればあれこそ百年の計であったと思われる「計」はいくつもあるが、
それらも立てた当初は、立てた本人ですらそれが百年の計になるなどとは思ってもいなかったのである。

歴史に親しむ日々を過していてつくづく想うのは、
百年の計などというものは存在しないということである。

塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)145p
塩野七生

塩野七生 701

生 1937年7月7日
日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7月7日生まれであることに由来。...-ウィキペディア


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