失業とは、その人から生活の手段を奪うに留まらず、
自尊心を保持する手段までも奪うことである。
(中略)
それゆえに、失業問題は福祉では解決できず、職を与えることのみが解決の道になる。
塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)165p
塩野七生