リヴィウス『ローマ史』より

いかなる強大国といえども、長期にわたって安泰でありつづけることはできない。
国外には敵をもたなくなっても、国内に敵をもつようになる。
外からの敵は寄せつけない頑健そのものの肉体でも、
身体の内部の疾患に、肉体の成長に従いていけなかったがゆえの内蔵疾患に、
苦しまされることがあるのと似ている。

塩野七生 『ローマ人物語6 勝者の混迷 [上]』(新潮文庫,2002)12p
ハンニバル

ハンニバル 3

カルタゴの将軍。


寄せられたコメント(0)

コメントはまだありません...

コメント戴ける場合はこちらから