「……、分かってンだよ。こンな人間のクズが、今更誰かを助けようなンて思うのは馬鹿馬鹿しいってコトぐらいよォ。まったく甘すぎだよな、自分でも虫唾が走る」
 「けどよォ、このガキは、関係ねェだろ」
「たとえ、俺達がどンなに腐っていてもよォ。誰かを助けようと言い出すことすら馬鹿馬鹿しく思われるほどの、どうしよォもねェ人間のクズだったとしてもさァ」
「このガキが、見殺しにされて良いって理由にはなンねェだろうが。俺達がクズだって事が、このガキが抱えてるモンを踏みにじっても良い理由になるはずがねェだろうが!」
「確かに俺は一万人もの妹達をぶっ殺した。だからってな、残り一万人を見殺しにして良いはずがねェンだ。ああ奇麗事だってのは分かってる、今更どの口がそンな事言うンだってのは自分でも分かってる!でも違うンだよたとえ俺達がどれほどのクズでも、どンな理由を並べても、それでこのガキが殺されて良い事になンかならねェだろォがよ!!」

一方通行

一方通行 20

とある魔術の禁書目録に登場する、学園都市最強の能力者。一度も負けたことはなかったが、「幻想殺し」上条当麻に敗れる。誰も寄せつけないような性格だったが、その事件の後、「打ち止め」との出会いなどもあり、人に優しくなって来ている。


寄せられたコメント(8)

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    人間の屑は人を救えないよ。 - 銘無き石碑

    人間の屑ってことにしてしまえば努力しなくても咎められないし。 - 銘無き石碑

    君にとって不幸が居心地がいいんだろうね。幸福になるには努力が必要だ。君はその努力を怠っているんじゃないかなあ。楽なほうに流れてるのでは。 - 銘無き石碑

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    人間のクズ - 銘無き石碑

    罪人が無様な贖罪に至る覚悟を表明する言葉としてこれ以上は無いと思わせるような迫力がある - 銘無き石碑

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