一人で考えるか、それとも何人かの人が集まって知恵を出し合うか、
どちらがより有効かは、非常に面白いテーマだ。
私は、基本的には一人で考えなくてはいけないと思っている。

確かに、プロ棋士同士二、三人で一緒に研究したほうが、ある特定の局面が問題になったときなどは、はるかに早く理解できる。
というのも、一人で考えると、誰でもひとりよがりとか自分の考えに固執してしまう部分がある。
何人かの人と共同で検討すると、理解の度合いが二倍というよりも、二乗、三乗と早く進んでいくのは確かだ。
だからといって、それに全面的に頼ってしまうと、自分の力として勝負の場では生かせないだろう。
羽生善治

羽生善治 99

生 1970年9月27日
日本の将棋棋士。二上達也九段門下。棋士番号は175。...-ウィキペディア


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