女というものが、いったいどれほどすばらしいものかと言えば、
実はみんなろくでもない者ばかりだ。
自分勝手で、欲深で、物の道理が皆目わからない生き物である。
口先だけは達者なくせに、口車には乗りやすい。
こちらから尋ねると、どうでもいいことでもなかなか言わない。
それで用心深いのかと思ったら、
今度はあさましいことまで聞かれもしないのにしゃべり出す。
はかりごとを巡らして表面をつくろうことにかけては、
男の悪知恵以上だが、
化けの皮がはがれていることがわからない、
愚かでひねくれ者なのが女というものなのだ。
そんな女の言うままになって、良く思われようとすることが、
どれだけくだらないことか、わかるはずだ。
人我の相深く、貧欲甚だしく、物の理を知らず。
ただ、迷ひの方に心も速く移り、詞も巧みに、
苦しからぬ事をも問ふ時は言はず。
用意あるかと見れば、
また、あさましき事まで問はず語りに言ひ出だす。
深くたばかり飾れる事は、男の智恵にもまさりたるかと思えば、
その事、跡より顕はるるを知らず。
すなほならずして拙きものは、女なり。
その心に随ひてよく思はれん事は、心憂かるべし。
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どうでもいい。
- ピグレット