二次元に恋し、独身のまま結婚すること無く80数才になった老人。
近所からは、危ない老人、キチガイ老人、と迫害され続ける。
訪れる人といえば、市の職員が「死んでねーか?」と来るくらい。
ある日、風邪をこじらせた老人の家の玄関を、
ダンダン!と叩くバカがいる。
ブチ切れた老人は、「誰だ!」と扉を激しく開ける。
そこには、50年以上前に心の底から愛し恋い焦がれた
あのキャラの姿があった。
彼女は何ら変わらぬ優しい笑顔で老人に手を差し伸べ、
「お待たせ! さぁ、一緒に行こっ」
震えた。涙が止まらなかった。
それから数日後、老人の家を訪ねた市の職員は、
玄関先で倒れた老人を発見する。
すでに事切れていた。
警察や役所は風邪をこじらせた独居老人の孤独死と結論を出す。
しかし、いろいろな孤独死を見てきた職員は不思議に思っていた。
これほど幸福な顔で亡くなった老人を彼は知らない。
最後の最後でこの孤独な老男に
いったいどんな奇跡が起きたのだろうか。

名言表示回数:6919回  人気:圏外(過去最高:1位)
人生 (1558) 独身 (125) 奇跡 (9) 二次元 (1) ケータイ小説 (1)

2ちゃんねる 名言数 55

日本最大の電子掲示板サイトである。略して「2ちゃん」、「2ch」、「にちゃん」等とも表記される。 また2016年現在、設立者である西村博之が日本国内において取得している商標でもある。(#2ch.sc参照)...-ウィキペディア

現在のアクセスランキングは圏外。(過去最高は1位)

語録を投稿 語録を画像から投稿

寄せられたコメント


哀れを誘うにはいい話だ。悲痛な臨場感が伝わる。なぜ二次元キャラしか愛せないのか?この老人の心の闇を感じるが。 - 銘無き石碑

オカマは悲惨なくらいに孤独だろうな。 - 銘無き石碑

死ぬ覚悟をしたのかな? - 銘無き石碑

生身の人間を愛せないのは、切なくて悲しい。だけど、分からなくもない。 - 銘無き石碑

人を愛することは自立できてないと叶わないけれど、この老人は二次元に恋するだけで生身の人間と恋愛をしないままでよく生き延びれたな。 - 銘無き石碑

  ※みだりに秩序を乱すコメントを禁じます。