ある晴れた日に、ディオゲネスが河原でキャベツを洗っていると、
知り合いが通りかかって言う。
「キミも私のように権力者や金持ちと付き合っていれば、
すばらしい邸宅に招待され、おいしいご馳走がもらえ、
キャベツなんて洗わずにすんだのにね」
ディオゲネスは言う。
「キミがキャベツの洗い方を知っていたら、
毎日金持ちの尻を追いかけなくてすんだのにね」
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