道場で錯綜するすべての槍を
敵と心得て気を配っておりましたゆえ さながら戦場の如く・・
余力などは残りませぬ
笹原修三郎
笹原修三郎 10
自身に身柄を預けている全浪人は白、しかし駿河大納言が疑う以上誰かを「隠密」として処さなければならない… 作中で人間味溢れる笹原が主君の槍=「傀儡」と化した瞬間である。 だが本心は…彼の目が全てを物語っている。