• 6件を表示

お前さんは、誰もが認める一流ハンターだ。持てる力!技!知恵!それらの全てを思い切りぶつけて来い!そして必ず・・・。無事に帰って来るのだぞ!

ナバルデウスとの決戦前

うんむ。あらためて、祝福させてもらうぞ。
お前さんのハンターとしての任務の完遂を。
そして…。
新たなる、
《モガの英雄》の誕生を!

あやつ…ラギアクルス亜種との出会いは、
真剣勝負そのものだった。
あの日、わしは別の獲物を追っていた。
そして偶然、あやつに出会ってな。
結局その時は、決着がつかなかった。
再びあやつに挑んだが、決着はつかず…。
また挑んでも、決着はつかず…。
その繰り返しとなってな。
ふと気づくと、わしはあやつに不思議な
気持ちを抱くようになっていてな。
まるで…そう、ライバルのような。
もちろん、あやつがわしをどう思っていたか
は分からん。そしてわしは敗れ、引退した。
ただそれだけの、昔の話だよ。

うんむ?
ラギアクルス亜種に、なぜ負けたかと?
うむ…その理由はヤツの生態にある。
わしは得意の水中で、ヤツを瀕死にまで
追い込んだのだ。
そして、陸に上がったヤツに、
とどめを刺そうとしたのだが、
凄まじい電撃が降り注ぎ、わしは敗れた。
大海だけでなく、地上をも制する。
それが《双界の覇者》たるゆえんだ。
地上と水中両方を制するという点からは、
ある意味、あのナバルデウスよりも手ごわい
と言えるだろう。

実はな…あやつに負けて、
悔しさもあるが、スッキリしておるのだ。
わしが唯一完敗した相手、
それがあやつ…ライバルであったからな。
それに、ハンターを引退したおかげで、
村長の仕事に専念することもできたしな!
カッハハハハ!

モガの村の村長 「…ん? いったいどうした。 避難の準備ならすぐにできるぞ。もう少し…」

…な、何?
お前さん、いま何と言った?
あれを…。
あの大海龍を、狩りに行くだと?
バカな。少数のハンターによる狩りを旨と
するギルドが、例外的な大戦力を投入する
ほどの相手なのだぞ!
いくらお前さんでも、今度ばかりは無茶だ。
あれを1人で狩るなど、どうしたところで…
…なに、1人ではないと?
ここへ来てから、1人で狩りをしたことなど
一度もなかったとな?
……………く、
カッハハハハハハ!
なるほど、さすがはお前さんだ。
並のハンターとは、言うことが違いおる!
狩りを行うのに欠かせないキャンプの設営、
大海龍の棲む洞穴へ行き来するための船に、
支給品の配達…。
確かに、お前さんは1人ではない。
お前さんが武器を握るとき、その後ろには
必ずお前さんを信じて待つ仲間がおる。
そうだ!
どんな苦境に立たされようと、希望と誇りを
捨てぬのが我ら海の民の身上!
悩みなど笑い声で吹き飛ばせばよいと言った
このわしが、危うく悩みごとに飲み込まれて
しまうところであった。
一番大切なことを、今になってお前さんから
教わろうとはな!
村の者には、わしから何もかもを話しておく
ことにしよう。勝算の見出せる作戦がないか
知恵を出し合ってみるぞ。
狩りの準備に必要な者だけを残して、避難も
進めねばならん。
さぁて、忙しくなるわい!

大海龍を狩って、モガの村を救いたいという主人公に対して
広告