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新しく起こるものの力には
燃え上がる火に似た勢いがあります。

アニメ『ベルサイユのばら』
第25話 かた恋のメヌエット
フェルゼンの台詞。
時代の変動から目を背けてはならない。

きのうグラヴィリエ街で子どもが死んだ
パンが買えずに子どもが死んだ
おとといタンプルでは女が死んだ
子どもに乳をやろうと
働き過ぎて女が死んだ
死ね!
太った豚はみんな死ね!!

アニメ『ベルサイユのばら』
第25話 かた恋のメヌエット 
吟遊詩人の歌。哀しいシャンソン風のメロディが、民衆の怒りを切実に表現しています。虐げられた者たちの叫び。それはまさに「神の声」と言ってよいでしょう。

    社会福祉制度を国家と国民全体で考えねばならない。貧しい人間が苦しんでいたり死んだりしても心が痛まないという者はどのくらいいるのだろう。 - 銘無き石碑

    わたくしは、自由党の「左」側で社会党の「右」側です。 - 銘無き石碑

人はこの世に二つの光を見る。
一つは日の光、星の光。
目さえありゃ見える光さ。
そしてもう一つは人の心と希望の光。
こいつは目があるだけじゃ見えはしねえ。
でも、必要なのはこいつの方さ。こいつさえありゃ生きていける。
とことん落ちても生きていける…
心だよ、兄さん…愛し合うのは心と心だ。
目なんてやつは、飾りみてえなもんさね。

アニメ『ベルサイユのばら』
第29話「歩き始めた人形」
アニメ版のオリキャラである吟遊詩人は、物語に原作以上の深みを与えています。彼の言葉には、富める者たちが目を背けてきた「真実」があります。

虐げられてきた者は、苦しめられれば苦しめられるほど、その分、燃えるのさ。

第34話『今、”テニスコートの誓い”』
アランの台詞。
彼の言葉に表されている民衆の不屈の精神が、
時代の重圧に抗してきたのです。

私の腕はたった二本だ。
だが祖国を思う情熱と勇気は、
ベルサイユ宮を焼き尽くすほど燃え盛っている。

アニメ『ベルサイユのばら』
第36話『合言葉は“サヨナラ”」
ロベスピエールの台詞。動き出した時代の歯車は、もう誰にも止められない。その渦中で民衆は扇動に惑わされず、確固たる自立性を保てるか。ベルナールの姿を見ながら思いました。