岩崎弥太郎 4

三菱財閥の創始者

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機会は魚群と同じだ。はまったからといって綱をつくろうとするのでは間に合わぬ

「語録」より

酒樽の栓が抜けたときに、誰しも慌てふためいて閉め直す。
しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、
多くの者が気づかないでいたり、気がついても余り大騒ぎしない。
しかし、樽の中の酒を保とうとするには、
栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。

一日中、川の底をのぞいていたとて、魚はけっして取れるものではない。
たまたま魚がたくさんやってきても、その用意がなければ、素手ではつかめない。
魚は招いて来るものでなく、来るときに向かうから勝手にやってくるものである。
だから魚を獲ろうと思えば、常平生からちゃんと網の用意をしておかねばならない。
人生全ての機会を捕捉するにも同じ事がいえる

国家の有事に際して私利を試みず

国家の有事ならば、自分の利益を考えてる場合ではない。
大地震がおきた時、岩崎邸の庭で被災した人達に、食事をふるまったそうです。