井原西鶴 10

1642年 - 1693年9月9日
江戸時代の大坂の浮世草子・人形浄瑠璃作者、俳諧師。別号は鶴永、二万翁、西鵬。 『好色一代男』をはじめとする浮世草子の作者として知られる。談林派を代表する俳諧師でもあった。...-ウィキペディア

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善はつねに悪が混じっている。
極端な善は悪となる。
極端な悪は何らの善にもならない。

「日本永大蔵」より

富貴は悪を隠し貧は恥をあらはすなり

「日本永代蔵」より

一生一大事、身を過ぐるの業、
士農工商の外、出家、神職にかぎらず、始末大明神の御託言にまかせ、
金銀を溜むべし。是、二親の外に命の親なり

「日本永代蔵」より

人の家に有りたきは梅楼松楓、それより銀米銭ぞかし

「日本永代蔵」より

人若い時貯金へして年寄りての疾肝要なり。とても向へは持て行けず、なうてならぬ物は銀の世の中

「日本永代蔵」より

世に銭程、面白き物はなし

「日本永代蔵」より
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一日まさりになじめば、人ほどかはいらしき者なし

「好色二代男」より

    井原「女を捨てて男に傾いた方がいい
     
    少年の心には棘がある、いい香りがする」 - 男色ブーム仕掛け人

商人職人によらず、住みなれたる所を替はることなかれ。石の上にも三年と俗言に伝へし。

「織留」より

明け暮れ男自慢、何づれ女の好ける風格。

「諸艶大鑑」より

しめやかになれば笑はせ、すばらしき男ははらませ、
初心なる人には泪こぼさせてよろこばし、
一度一度に仕懸の替はる事、うろたへたる神もだまされ給ふべし

「好色一代男」より