0 コメント数 シェア 落ちついて死ねそうな草もゆる抜けたら抜けたままの歯のない口でだんだん似てくる癖の父はもうゐないともかく昼寝のまくら一つ持ついつか死ねる木の実は播いておく焼かれる虫の匂ひかんばしく 晩年の著作 4 タグ
0 コメント数 シェア 分け入っても分け入っても青い山炎天をいただいて乞い歩く笠にとんぼをとまらせて歩くほろほろ酔うて木の葉ちるまったく雲がない笠をぬぎ笠も漏り出したかうしろすがたのしぐれていくか雨ふるふるさとはだしで歩く 晩年の著作 4 タグ