0 コメント数 シェア 國民が國威國光の虚榮に醉ふは、猶ほ個人のブランデーに醉ふは如し。彼れ既に醉ふ、耳熱し眼眛みて氣徒らに揚る、屍山を踰へて其の慘なるを見ざる也、血河を渉りて其穢なるを知らざる也。而して昻々然として得意たる也。 『帝國主義』岩波文庫版32頁
0 コメント数 シェア 自家愛す可し、他人憎む可し、同郷人愛す可し、他郷人憎む可し、神國や中華や愛す可し、洋人や夷狄や憎む可し、愛す可き者の為めに憎む可き者を討つ、是を名けて愛國心と云ふ。 『帝國主義』岩波文庫版24頁
0 コメント数 シェア 家の繁榮は決して切り取り強盗に依て得べからず、國民の偉大は決して掠奪侵略に依て得べからず、文明の進歩は一帝王の専制に在らず、社会の福利は一國旗の統一にあらず、唯だ平和なるに在り、唯だ自由なるに在り、博愛になるに在り、平等なるに在り。 『帝國主義』(岩波文庫版69頁) 2 タグ
1 コメント数 シェア 夫れ國民の尊榮幸福は決して領土の偉大に非ずして、其の道徳の高きに在り、其の武力の強盛に在らずして、其の理想の高尚なるに在り、其軍艦兵士の多きに非ずして、其衣食の生産の饒きに在り。 『帝國主義』(岩波文庫版88頁) 3 タグ 田中兼三郎の天皇への直訴状を代筆しただけあって、文面に長けている。ただ、難しい言い回しで何言ってるかわかりませ〜ん。 - 銘無き石碑 2020-06-28 19:56:21 UTC