ギルバート・ケイス・チェスタートン 12

1874年5月29日 - 1936年6月14日
ギルバート・キース・チェスタトン(英: Gilbert Keith Chesterton、1874年5月29日 - 1936年6月14日)はイギリスの作家、批評家、詩人、随筆家。ロンドン・ケンジントンに生まれ。セント・ポール校、スレイド美術学校に学ぶ。推理作家としても有名で、カトリック教会に属するブラウン神父が遭遇した事件を解明するシリーズが探偵小説の古典として知られている。ディテクションクラブ初代会長...-ウィキペディア

  • 12件を表示

沈黙は堪えられない当意即妙の応答である。

「ディッケンズ」より

悪は病のように気づかれぬうちにやってくる。善は医者のように急いでやって来る。

「自叙伝」より

その金全部を得ようとするほど利口になるためには、
それを欲しがるくらいまでに阿呆でなければならない

「ブラウン神父の童心」より

信仰を有する者は、殉教者たるのみならず、道化となる覚悟がなければならない

「異端者の群」より

諸君はデモクラシーを樹立するために革命をしてはならない。
諸君は革命をするためにデモクラシーを身につけねばならない。

「おそるべきくだらぬこと」より

デモクラシーは教育のないものによる統治を意味するが、
他方、貴族政治は悪い教育による統治を意味する。

「インタビュー」より
広告

人間は野生動物を奔放だと言うが、真の奔放な動物は人間しかいない。
人間のみが束縛を破って抜け出したものだ。他の動物はすべておとなしい生物で、種族の厳格な掟に従っているにすぎない

「正統とは何か」より

真の満足は、いかなる状況からも、
その中のあらゆる価値を取り出せることにある。

人間は、単に内を省みるばかりでなく、外を仰ぎ見、驚嘆し熱狂して、神の軍隊と神の隊長の姿を見つめなければならぬのだ。キリスト教の面白さもそこにつきた。

「正統とは何か」p132「世界の旗」より
新ナポレオン奇譚 p146より

人びとが啓示を求め奇跡を信じるのは、彼らが無知だからだという者がいても、そんな言い草を信じてはならぬ。人々は賢いからこそ、いやらしいぐらいに賢いからこそ、つまり単に食べたり眠ったり、辛抱強く靴を履いたりするには賢すぎるからこそ、啓示を求め奇跡を信ずるのさ。

三章での国王の台詞です。

旧約の箴言にも、「わが子よ、汝の心を我に与えよ」とある。われわれはまず心を正しい物に与えなければならない。
与えた瞬間、われわれは自由を与えられるのだ。

正統とは何か p123 世界の旗より
広告
新ナポレオン奇譚 p35

誰でも・・・ひとつのことだけに夢中になる人は危険と言えます。私自身も、かつて危険人物でした。

第一の書に登場する老大統領の台詞。