天才バカボン 5

赤塚不二夫 漫画家

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忘れようとしても思いだせないのだ

「都の西北早稲田の隣。」

さすがは馬鹿が通う大学だけあって学校の住所が校歌の歌詞になってる。

「君、君、この人はねヒソヒソなんだよ。」
「えっ!馬鹿?」
「やっと気づいたか。」

「柔道百段だった頃が懐かしいなあ。」

「入門したいんですけど。」
「じゃあ入門料と道具代三万円払って。」
「この金槌は何ですか?」
「それを持ってるだけで三段の強さになる。
瓦を手で割ると痛いだろう。」

「これでいいのだ。」