0 コメント数 シェア 歴史家ツキディデスの筆による われわれは、美を愛する。だが、節度をもって。われわれは、知を尊ぶ。しかし、溺れることなしに。われわれは、富を追求する。だがこれも、可能性を保持するためであって、愚かにも自慢するためではない。アテネでは、貧しいことは恥ではない。だが、貧しさから脱出しようと努めないことは、恥とされる。 塩野七生 『ローマ人物語2 ローマは一日にして成らず [下]』(新潮文庫,2002)18p 2 タグ