僕(世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド) 1

「世界の終り」における主人公。「外の世界」から「街」に入った後、「図書館」で「夢読み」という職に就く。「影」を引き剥がされた際、「外の世界」の記憶の殆どを失った。

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僕は自分の勝手に作りだした人々や
世界をあとに放りだして行ってしまうわけにはいかないんだ。
君には悪いと思うよ。本当に悪いと思うし、君と別れるのはつらい。
でも僕は自分のやったことの責任を果たさなくちゃならないんだ。
ここは僕自身の世界なんだ。
僕は僕自身を囲む壁で、川は僕自身の中を流れる川で、煙は僕自身を焼く煙なんだ。


    別れたいということですか?それなら、他の男性をあたります。中途半端な態度はやめて下さい。 - 銘無き石碑