漫画『爺さんと僕の事件帖』
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推理物(こーゆーの)書(描)く人ってさ
解決した事件の数だけ探偵が恨みを買ってるかもしれないなんて
考えた事あるのかな…
見て見ぬ振りも苛めの内とよく言うけど
勇気を出して介入した後に起こり得る事については
大人は何も言及しない
漫画『爺さんと僕の事件帖』(弐「最後の一葉」32頁)
大人たちの無責任な「上から目線」での説教では、問題の根本的な解決に繋がらない。子どもの視点を侮ってはならない。
大人たちの無責任な「上から目線」での説教では、問題の根本的な解決に繋がらない。子どもの視点を侮ってはならない。
人生は試練の連続とよく言うけれど…
きっと、受ける必要のない試練もたくさん混じっている。
『爺さんと僕の事件帖』(壱「机の中の秘密」104頁)
大人たちの独善的な価値観が、如何に子ども達を追い詰め、不要な「試練」を生み出しているか…色々と考えさせられるエピソードです。
大人たちの独善的な価値観が、如何に子ども達を追い詰め、不要な「試練」を生み出しているか…色々と考えさせられるエピソードです。
卑怯者の方が長生き出来る
『爺さんと僕の事件帖』壱巻所収
「僕らと猫と幽霊屋敷」から(同巻25頁)
孫の逸美に出会うまで、多難な人生を歩んできたであろう彼の一言一言には、どこか重みを感じます。
「僕らと猫と幽霊屋敷」から(同巻25頁)
孫の逸美に出会うまで、多難な人生を歩んできたであろう彼の一言一言には、どこか重みを感じます。
五十億人の中のたった一人と 上手くいかないからって
自分の全部をダメだと思う必要はないのかもしれない
(『爺さんと僕の事件帖』弐「最後の一葉」117頁)
霊(そんなもの)は無い
『爺さんと僕の事件帖』(壱「机の中の秘密」127頁)
幽霊でも 悪魔でも
外に在るものや
敵対出来るものは
怖がる必要はないわ
本当に恐ろしいのは
共生していかざるを得ないモノよ
『爺さんと僕の事件帖』
壱「机の中の秘密」131~132頁
壱「机の中の秘密」131~132頁
ご都合主義の小説と現実は違う。無邪気に「推理ごっこ」に興じているうちに、社会の闇に落ちてしまうこともある。偏見と悪意に満ちた人々の刺すようなまなざし。現実は過酷で容赦無い。だが、そこから目を背けて逃げ出すことは許されない。少年はどう乗り越えていくのか。大人への階段を登るために。