太平洋戦争の名言

太平洋戦争

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身はたとひ異郷の土に草むすも
末は咲かせん山櫻花

身はたとえ　異郷の土に　草むすも　末は咲かせん　山桜花
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

柏井政吉 2

旧日本軍昭和19年4月9日南太平洋ブーゲンビル島にて戦死。享年23歳。

散る花のいさぎよさをばめでつつも母の心はかなしかりけり

散る花の　いさぎよさをば　めでつつも　母の心は　かなしかりけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方三和代 2

[[緒方　襄]]、[[緒方　徹]]の母。

うつし世のみじかきえにしの母と子が今宵一夜を語りあかしぬ

うつし世の　みじかきえにしの　母と子が　今宵一夜を　語りあかしぬ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方三和代 2

[[緒方　襄]]、[[緒方　徹]]の母。

心鏡曇りは己が身のさびぞみそぎて磨き日々に祈らん

心鏡　曇りは己が　身のさびぞ　みそぎて磨き　日々に祈らん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

片山義則 4

旧日本海軍　戦艦大和搭乗員昭和20年10月12日フィリピン沖にて戦死。享年22...

かくなかれ心のみそぎかくなかれ
すめらみことのほことなる身は

かくなかれ　心のみそぎ　かくなかれ　すめらみことの　ほことなる身は
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

片山義則 4

旧日本海軍　戦艦大和搭乗員昭和20年10月12日フィリピン沖にて戦死。享年22...

この朝の寒さいちじるし梅の木にとまれる雀ふくらみてゐる

この朝の　寒さいちじるし　梅の木に　とまれる雀　ふくらみている
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

片山義則 4

旧日本海軍　戦艦大和搭乗員昭和20年10月12日フィリピン沖にて戦死。享年22...

ひとり居てたまごゆでつゝたぎる湯にうごく卵を見つゝあはれむ

ひとり居て　たまごゆでつつ　たぎる湯に　うごく卵を　見つつあわれむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

片山義則 4

旧日本海軍　戦艦大和搭乗員昭和20年10月12日フィリピン沖にて戦死。享年22...

現身(うつしみ)は南の海に沈むとも
魂魄永遠(とは)に皇國(みくに)護らむ

現身(うつしみ)は　南の海に　沈むとも　魂魄永遠(とわ)に　皇國(みくに)護らむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

篠原惟則 1

旧海軍大尉　神風特攻隊昭和20年5月11日沖縄洋上にて特攻戦死。享年26歳。

血書
君がため命死すべき軍人となりてのりくむ君ぞおおしき

君がため　命死すべき　軍人と　なりてのりくむ　君ぞおおしき
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

豊住和壽 1

海軍中尉　回天特攻隊昭和20年1月21日戦死。

はばたきて白亜館上眞しぐら玉と碎けむますらを我は

はばたきて　白亜館上　真しぐら　玉と砕けん　ますらお我は
白亜館＝ホワイトハウス
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

すがすがし花の盛りにさきがけて玉と碎けん丈夫(ますらを)我れは

すがすがし　花の盛りに　さきがけて　玉と砕けん　丈夫(ますらお)我れは
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

死するともなほ死する共吾が魂よ永久(とは)にとゞまり御國まもらせ

死するとも　なお死する共　我が魂よ　永久(とわ)にとどまり　御國まもらせ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

いざさらば我は榮(はえ)ある山櫻
母の御もとに帰り咲かなむ

いざさらば　我は栄(はえ)ある　山桜　母の御もとに　帰り咲かなむ
帰＝帰
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

皇神孫(すめみま)の勅(みこと)かしこみ南海の藻くづと散らむ秋(とき)はこのとき

皇神孫(すめみま)の　勅(みこと)かしこみ　南海の　藻くずと散らん　秋(とき)はこのとき
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

いざさらば我はみくにの山桜
母の御もとにかへり咲かなむ

いざさらば　我はみくにの　山桜　母の御もとに　かへり咲かなむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

すめらぎに仕へまつれるもののふの我がたらちねぞ貴(たふ)とかりける

すめらぎに　仕えまつれる　もののふの　我がたらちねぞ　貴(とう)とかりける
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

柏井政吉 2

旧日本軍昭和19年4月9日南太平洋ブーゲンビル島にて戦死。享年23歳。

我が家の蔭膳想ひ我もまた母の寫眞に雜煮供へぬ

我が家の　陰膳想い　我もまた　母の写真に　雜煮供える
寫眞＝写真
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方徹 8

旧海軍大尉昭和19年12月25日ミンドロ島にて自爆戦死。享年25歳。

いみじくも咲ける花かな北海の霧の流れに匂ひいでつる

いみじくも　咲ける花かな　北海の　霧の流れに　匂いいでつる
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方徹 8

旧海軍大尉昭和19年12月25日ミンドロ島にて自爆戦死。享年25歳。

初陣の感激高し我翼
國家浮沈の安危かゝれり

初陣の　感激高し　我翼　國家浮沈の　安危かかれり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方徹 8

旧海軍大尉昭和19年12月25日ミンドロ島にて自爆戦死。享年25歳。

千早振る神の子我と誇もち君につくさむ万世(よろづよ)までに

千早振る　神の子我と　誇もち　君につくさむ　万世(よろずよ)までに
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

大君の命(みこと)かしこみ北海の孤島に消えしその心あはれ

大君の　命(みこと)かしこみ　北海の　孤島に消えし　その心あわれ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

耐へ忍び耐え忍びこし吐け口をこゝに求めてはばたかんとする

耐え忍び　耐え忍びこし　吐け口を　ここに求めて　はばたかんとする
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

今一度昔にかへり夕餉をば父と共にて語り食ひたし

今一度　昔にかえり　夕餉をば　父と共にて　語り食いたい
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

兄も行け我も果てなむ君の辺に悉く果てむ我家の風(ふり)

兄も行け　我も果てなん　君の辺に　悉く果てん　我家の風(ふり)
兄＝[[緒方　徹]]
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

緒方襄 11

旧海軍少佐　神風桜花特攻隊　昭和20年3月21日九州南方海面にて特攻戦死。享年...

國民の安きを祈り吾は征く
敵艦隊の眞只中(まっただなか)に

國民の　安きを祈り　我は征く　敵艦隊の　真只中(まっただなか)に
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

森茂士 1

神風特攻隊昭和20年4月16日沖縄海上にて特攻戦死。享年21歳。

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身はたとひ異郷の土に草むすも末は咲かせん山櫻花

散る花のいさぎよさをばめでつつも母の心はかなしかりけり

うつし世のみじかきえにしの母と子が今宵一夜を語りあかしぬ

心鏡曇りは己が身のさびぞみそぎて磨き日々に祈らん

かくなかれ心のみそぎかくなかれすめらみことのほことなる身は

この朝の寒さいちじるし梅の木にとまれる雀ふくらみてゐる

ひとり居てたまごゆでつゝたぎる湯にうごく卵を見つゝあはれむ

現身(うつしみ)は南の海に沈むとも魂魄永遠(とは)に皇國(みくに)護らむ

血書君がため命死すべき軍人となりてのりくむ君ぞおおしき

はばたきて白亜館上眞しぐら玉と碎けむますらを我は

すがすがし花の盛りにさきがけて玉と碎けん丈夫(ますらを)我れは

死するともなほ死する共吾が魂よ永久(とは)にとゞまり御國まもらせ

いざさらば我は榮(はえ)ある山櫻母の御もとに帰り咲かなむ

皇神孫(すめみま)の勅(みこと)かしこみ南海の藻くづと散らむ秋(とき)はこのとき

いざさらば我はみくにの山桜母の御もとにかへり咲かなむ

すめらぎに仕へまつれるもののふの我がたらちねぞ貴(たふ)とかりける

我が家の蔭膳想ひ我もまた母の寫眞に雜煮供へぬ

いみじくも咲ける花かな北海の霧の流れに匂ひいでつる

初陣の感激高し我翼國家浮沈の安危かゝれり

千早振る神の子我と誇もち君につくさむ万世(よろづよ)までに

大君の命(みこと)かしこみ北海の孤島に消えしその心あはれ

耐へ忍び耐え忍びこし吐け口をこゝに求めてはばたかんとする

今一度昔にかへり夕餉をば父と共にて語り食ひたし

兄も行け我も果てなむ君の辺に悉く果てむ我家の風(ふり)

國民の安きを祈り吾は征く敵艦隊の眞只中(まっただなか)に

身はたとひ異郷の土に草むすも
末は咲かせん山櫻花

かくなかれ心のみそぎかくなかれ
すめらみことのほことなる身は

現身(うつしみ)は南の海に沈むとも
魂魄永遠(とは)に皇國(みくに)護らむ

血書
君がため命死すべき軍人となりてのりくむ君ぞおおしき

いざさらば我は榮(はえ)ある山櫻
母の御もとに帰り咲かなむ

いざさらば我はみくにの山桜
母の御もとにかへり咲かなむ

初陣の感激高し我翼
國家浮沈の安危かゝれり

國民の安きを祈り吾は征く
敵艦隊の眞只中(まっただなか)に